境内地いっぱいに枝を広げる大スギ(1枚目)、大スギ保護のための木道修繕状況(2枚目)
大スギのしめ縄作りの様子(3枚目)、虫川の大スギを守る会が作成したストラップ(4枚目)
樹齢1200年以上の虫川の大スギは、平安時代創立と伝えられる白山神社の御神木です。昭和12年4月17日に国の天然記念物に指定されました。幹周り10.7メートル、樹高30メートルある全国でも有数のスギの巨樹で、東西約27メートル、南北約20メートルの範囲に、境内地いっぱいに枝を広げています。江戸時代の大雪で大枝が折れたため生じたとされる空洞は長年銅板で覆われていましたが、虫川の大スギを守る会が樹木医に委託をして樹勢回復治療を行い、平成29年に銅板を杉皮に貼り替えました。
飾りの結び目が特徴のしめ縄は、毎年4月29日の白山神社春祭りに向けて地域住民総出で編み込まれます。1200年以上地域を見守り続け、また地域の方々のよりどころとなっている大スギには、全国からも多くの方々が訪れています。最寄りの北越急行ほくほく線の駅も大スギに因み、「虫川大杉駅」と名付けられています。
虫川の大スギを守る会
白山神社のご神木である国指定天然記念物虫川の大スギは、東西南北に張り出しL形に立ちのぼる枝は勇壮な樹形で地域の宝物です。毎年4月~11月まで大スギ周辺の掃除そして木道整備樹勢回復などの作業を実施して皆さまのご来場をお待ちしております。
「上越市「地域の宝」を認定しました。」をご覧ください。