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現在地トップページ > 広報上越 > 広報上越(2025年10月号 No.1165)Web版

広報上越(2025年10月号 No.1165)Web版

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印刷用ページを表示する 掲載日:2025年9月25日更新

特集 えちごトキめき鉄道開業10周年

​問合せ:交通政策課(電話:025-520-5632)

10周年のロゴを掲げた列車がホームに入ってくるのを出迎える人々(写真)

 通勤や通学をはじめとする私たち市民の日常の移動手段であるとともに、沿線地域のにぎわい創出の一翼を担っているえちごトキめき鉄道が、今年3月14日で開業10周年を迎えました。今号では、鉄道を運営する皆さんの思いや利用者の声を紹介します。

地域の皆さんに支えられて10年

えちごトキめき鉄道株式会社 運輸部長 古川 義夫さん、企画開発主任 金子 瞳さん(写真)

これからも皆さんに愛される鉄道へ

古川さん 「地域に愛され 地域とともに 地域の未来を創ります」を経営理念として、地域の皆さんに支えていただき、開業10周年を迎えることができました。思い返すと、2015年3月14日の開業当日、私は直江津駅での出発式の列車を運転していました。どの駅にもたくさんのお客様がおられ、車両に乗り切れないほどの大盛況でした。地域の皆さんから大きな期待が寄せられていることを実感し、「本当に開業したんだな」と身が引き締まる思いでした。現在は運転士ではありませんが、皆さんえちごトキめき鉄道株式会社の日常を支える公共交通として、安心安全を第一に、安定した輸送を提供し続けることに力を注いでいます。

 これからも、より利便性の高い列車ダイヤの検討やさまざまなイベントの開催などを通じて、皆さんから愛される鉄道を目指していきます。
今後も、えちごトキめき鉄道をよろしくお願いします。

たくさんの人の応援が励みに

金子さん 開業10周年記念の取り組みの中で、直江津、高田、糸魚川、新井の4つの駅で皆さんから開業10周年に向けたメッセージを募集しました。約2か月間でたくさんの人が立ち寄って書いてくださり、約600件ものメッセージをいただいたことに感激しました。応援してくださる皆さんの思いを受けて鉄道を運営していることを改めて感じました。

 また、7月には直江津駅のホームで初めての「ビアガーデン」を開催しました。予想以上に多くの方にお越しいただき、今でも「ビアガーデンよかったよ」「こういったイベントをもっと企画してほしい」という声をいただき、励みになっています。

 今後も、沿線地域の特色を勉強しながら、皆さんに喜んでいただけるような企画を考えていきます。

利用者にお聞きしました トキてつのここが好き!

通勤で二本木駅ー直江津駅間を利用

冬に帰りの電車を待っているときに、雪が降る中、遠くから電車のライトが見えるとホッとします。私たちの日常をこの鉄道がつないでくれていると考えると、とてもありがたいです。

​二本木駅の駅舎と山崎さんの写真(画像)
​日本曹達株式会社 二本木工場 山崎 裕さん(注:「崎」の字は「山」へんに「立」と「可」です)
​​「二本木駅の駅舎は歴史を感じられます。」

通学で上越妙高駅ー能生駅間を利用

乗務員さんが笑顔で明るくあいさつをしてくれるので、私の気持ちも明るくなります。また、海から山まで、自然豊かな環境の中を走ることも、他の鉄道にはない魅力です。

有間川駅と近藤さんの写真
高校2年生 近藤 優亘さん
「有間川駅周辺で見える景色がとてもきれいです」

通勤で南高田駅ー高田駅間を利用

友人と他愛もない話をした事、初めてのうみがたりにワクワクして向かった事など、たくさんの思い出があります。人とまちをつなぐこの鉄道を、これからも利用していきたいです。

車窓から見える風景と星倉さんの写真
​株式会社有沢製作所 星倉 大地さん
「車窓から見える山や水田の風景に癒されています」

通学で名立駅ー高田駅間を利用

部活帰りに、疲れて降りる駅を寝過ごしてしまったときに、駅員さんに優しく対応していただきました。私たちに寄り添ってくれるこの鉄道が、いつまでも続いて欲しいです。

夕日と山崎さんの写真
​高校2年生 山崎 麻椰さん(注:「崎」の字は「山」へんに「立」と「可」です)
​「夕日を見ながら電車で帰る時間が好きです」

トキてつからのお知らせ

トキてつで出かけてみませんか

お出かけにお得な切符を販売しています。詳しくは、えちごトキめき鉄道ホームページ(外部リンク)<外部リンク>

なおえつ鉄道まつり2025を開催します

  • とき:10月11日(土曜日)
  • ところ:直江津駅周辺など
  • 問合せ:なおえつ鉄道まつり実行委員会(電話:025-521-0806)

特集 広島平和記念式典中学生派遣事業 平和への想い 受け継がれるバトン

問合せ:学校教育課(電話:025-545-9244)

集合写真

後列(左から)

  • 鳥越颯太(そうた)さん 吉川中学校
  • 岡田結(ゆい)さん 中郷中学校
  • 莅戸幸太朗(のぞきどこうたろう)さん 板倉中学校
  • 笹川拓真(たくま)さん 清里中学校
  • 上野渚月(なつき)さん 三和中学校
  • 松本虎太郎(こたろう)さん 名立中学校
  • 榊原瑠依(るい)さん 上教大附属中学校
  • 山中達矢(たつや)さん 直江津中等教育学校

中列

  • 池田夕稀(ゆうき)さん 潮陵中学校
  • 吉野紗良(さら)さん 東頸中学校
  • 藤沼樹(いつき)さん 春日中学校
  • 菅野慶多(すがのけいた)さん 柿崎中学校
  • 金井心優(しゅう)さん 牧中学校
  • 瀧本絢音(あやね)さん 大潟町中学校
  • 池田奈津美(なつみ)さん 頸城中学校

前列

  • 藤本桃羽(ももは)さん 城北中学校
  • 長崎悠空(はるく)さん 城東中学校(注:「崎」の字は「山」へんに「立」と「可」です)
  • 牛木悠斗(はると)さん 城西中学校
  • 笹川ゆきさん 雄志中学校 
  • 福平亜紀(あき)さん 八千浦中学校
  • 西條未来(みく)さん 直江津中学校
  • 持田沙和(さわ)さん 直江津東中学校

「平和」の大切さを次の世代に

 平和な現代の日本に暮らす私たちにとって、戦争は他人事のように感じられますが、第二次世界大戦では広島と長崎に原子爆弾が投下され、日常の暮らしが突然奪われました。
戦後80年を迎えた今年、戦争を知る人々の高齢化が一層進み、戦争の実相を語り継いでいくことは難しくなっています。

 市では戦争の悲惨さや平和の尊さを学び、後世に伝えることを目的に、8月5日から7日までの3日間にわたり、次代を担う中学生の代表22人を広島へ派遣しました。今号では、彼らが体験し学んだ戦争の恐ろしさや平和への想いを紹介します。

詳しくは、広島平和記念式典中学生派遣事業(学校教育課)

主なスケジュール

1日目

  • 袋町小学校平和資料館
  • 平和記念資料館
  • 平和記念公園見学

2日目

  • 平和記念式典、献花・献水慰霊式参列
  • 平和学習の集いに参加
  • 灯ろう流し

3日目

  • 折り鶴の献納
  • 被爆遺構展示館、レストハウス見学

広島に行って感じた原爆と戦争の恐ろしさ

菅野さん(写真)
柿崎中学校 菅野 慶多(すがのけいた)

 私は派遣事業に参加して、上越の仲間と共に原爆の恐ろしさや平和の大切さを学びました。現地での体験や出会いは、教科書やインターネットを通じた学びだけでは感じられないような重みがあり、私の心に深く残っています。

 平和記念資料館や平和記念公園を訪れ、当時の写真や遺品、そして被爆者の証言にも触れることができました。特に、今の私と同じ年の頃に被爆した人の証言はより身近に感じ、改めて原爆と戦争の恐ろしさ、悲惨さを知ることができました。

自分の言葉で届ける平和への想い

 地域の方々が被爆の歴史や被爆した人の気持ちを次世代に伝えようと懸命に活動している姿に感動しました。式典の準備をする人、資料の保存や展示を支える人、平和に関するイベントを企画する人。それぞれが、自分の立場で「伝える」ために使命感を持ち、世代を超えて歴史をつないでいることが分かりました。

 今回の派遣事業を通じて私は、ただ知識として学ぶのではなく、自分の言葉で伝えていくことが大切だと学びました。平和は誰かが守ってくれるものではなく、私たち一人一人が考えて行動することで実現します。
この経験を忘れずに、私も平和のバトンをつないでいきたいです。

平和資料館での写真
袋町小学校平和資料館で、展示品を見学する菅野さん

想像以上の原爆の被害

笹川さん(写真)
清里中学校 笹川 拓真(たくま)

 私が派遣事業に参加した理由は、実際に原爆が投下されて広島の町がどんな様子に変わってしまったのか、どんなことが起きてしまったのかを自分の目で確かめたいと思ったからです。

 実際に広島を訪れてみて、平和記念資料館などには、「本当に80年前こんなことがあったのか」と思う写真がたくさん展示されていました。目を背けてしまうほど悲惨な写真がいくつもあり、自分の想像をはるかに超えた惨状に心が痛みました。今私たちが過ごしているかけがえのない時間を大切にしたいと、改めて感じることができました。

若き語り手の一人に

 私が一番心に残っていることは、平和学習の集いでの河野(こうの)キヨ美さんの講演です。現在94歳の河野さんは、当時の出来事や今私たちに伝えたいことを教えてくださいました。なぜこの講演が一番心に残っているかというと、「忘れられないし、決して忘れてはいけない」と語っていた一方で、語り手が河野さんのように高齢となり、年々少なくなっていると学んだからです。あと10年、20年もすれば実体験を語ることができる人はいなくなってしまいます。だからこそ、私たちのような若い世代が今のうちに被爆した人の話を聞き、記憶のバトンを受け継いでいきたいです。

意見交換の様子(写真)
平和に関する青少年ボランティアの皆さんと意見交換する笹川さん

上越市長選挙 投票日は10月26日(日曜日)

問合せ:上越市選挙管理委員会事務局(電話 025-520-5807)

詳しくは、10月26日執行 上越市長選挙(投票、開票などのお知らせ)(選挙管理委員会事務局)

 

原子力防災に備えて

問合せ:市民安全課 原子力防災対策室(電話:025-520-5663)

新潟県原子力防災訓練が行われます​

 当市では、UPZ(柏崎刈羽原子力発電所からおおむね5kmから30km圏内)にお住まいの皆さんを対象に、次のとおり訓練を行います。

  • とき:11月9日(日曜日)午前8時30分から9時30分(予定)
  • 対象地域:柿崎区、吉川区の全町内会、大潟区雁子浜・内雁子町内会、大島区板山・田麦・竹平・藤尾町内会、浦川原区小麦平
  • 訓練内容:(1)屋内退避訓練 (2)広報活動訓練

原子力災害から身を守るポイントは次の4つです。訓練対象地域の皆さんは、訓練に参加し、万が一の際に取るべき行動を確認しましょう。

原子力災害から身を守る4つの行動

  1. 正確な情報の入手
    テレビ、ラジオ、防災行政無線などで市(国・県含む)の発信する正確な情報を入手します。
  2. まずは屋内退避
    市から「屋内退避指示」が出たら、建物内に避難します。
    屋内退避によって、放射性物質の付着や吸入を防ぐことができます。
  3. 屋内退避の継続
    「屋内退避指示」の解除や「避難指示」が出るまでは屋内退避を継続します。
    「屋内退避指示」が出ている間は、むやみに外出しないようにします。
  4. 状況によって特定の区域は避難
    測定した空間放射線量が高い区域には市から「避難指示」が出ます。
    避難対象区域にお住まいの皆さんは指示に従い行動します。

原子力防災に関する市の取り組み

 市では、原子力災害時に取るべき行動や原子力災害への備えについて市民の皆さんに知っていただくため、原子力防災ガイドブックの配布や動画の配信、出前講座などを行っています。(注1)
 また、原子力災害時に市民の皆さんが安全に避難できるよう、引き続き、国、県、関係市町村などと共に広域避難などの課題解決を進めながら、実効性のある避難体制の整備に向けて取り組んでいきます。

(注1)原子力防災ガイドブックや普及啓発動画は、市ホームページでご覧いただけます。

防災一口メモ 原子力発電所からの距離によって、災害時の対応は異なります

 国が策定した原子力災害対策指針には、発電所からの距離によって異なる対応が示されています。指針に沿った行動をすることで、無用な被ばくや放射線による健康被害を避けることが可能となります。

  • PAZ(注2):放射線による人体への影響が大きいため、放射性物質が放出される前に避難を開始
  • UPZ(注3):放射線の影響が比較的少ないことから、被ばく量を低減させるため屋内に退避する
  • UPZ外:基本的には屋内退避などの防護措置は不要。放射線量に応じて必要な対応を取る

もし、避難の必要がない人が慌てて避難してしまうと、交通渋滞の発生により、避難が必要な人が円滑に行動することが出来なくなってしまいます。慌てずに取るべき行動を確認することが大切です
(注2)PAZ:発電所からおおむね5km圏内(当市には該当区域はありません)
(注3)UPZ:発電所からおおむね5kmから30km圏内

防災基礎知識(1) 台風への備え

問合せ:市民安全課(電話:025-520-5660)

 台風や大雨は、毎年大きな被害をもたらします。災害に備えて防災に関する知識を再確認しましょう。

警戒レベル

 市や気象庁では、災害時に住民が自らの判断で避難行動をとることができるよう、災害の進展に合わせて防災情報を発表します。

警戒レベル
警戒レベル 避難情報など 避難行動など
5 緊急安全確保 命の危険、直ちに安全確保
4 警戒レベル4までに必ず避難!
避難指示
危険な場所から全員避難
3 高齢者等避難 危険な場所から高齢者などは避難
2 大雨・洪水注意報 自らの避難行動を確認
1 早期注意情報 災害への心構えを高める

ハザードマップを確認しましょう

 自宅や勤務先などで災害が発生した際に避難できる場所や避難経路について、ハザードマップであらかじめ確認しておきましょう。

原則早めの避難を!

 災害が発生してからの避難行動は危険です。テレビやインターネットなどから情報を積極的に入手し、河川の氾濫や土砂災害の危険性が高まる前に避難しましょう。

万が一逃げ遅れてしまったら

 自宅の上の階や、崖から離れた部屋に移動するなど、少しでも身の安全を確保するための行動をとるようにしましょう。

(注)自宅に留まる場合には、ハザードマップで次の「3つの条件」を確認する必要があります。

  • 土砂災害の危険がある区域や家屋倒壊など氾濫想定区域に入っていないこと
  • 浸水深より居室が高いこと
  • 浸水した水がひくまで我慢でき、飲料水や食糧などの備えが十分にあること

上越市洪水ハザードマップ(洪水災害予測地図)(危機管理課)

知る・育む・助け合う「中山間地域支え隊」(2)こんな活動をご存じですか?

問合せ:地域政策課(電話:025-520-5673)

 人手不足で困っている中山間地域集落の活動をお手伝いする「中山間地域支え隊」には、幅広い年代の個人や企業・団体など、さまざまな人が登録しています。収穫の秋は、各集落でたくさんのイベントがあります。隊員は随時募集していますので、ホームページをご覧いただき、登録・参加ください。

11月 安塚区「 新そば祭り」の手伝い

そばを運ぶ様子(写真)

  • 参加者の声 何度も参加しており、祭りを盛り上げるお役に立てたことがうれしいです。休憩時にいただいたおそばも、とてもおいしかったです。
  • 地元の声 多くのお客さんがいらっしゃいましたが、支え隊の皆さんの協力があり、助かりました。

11月 牧区 農道の側溝整備

支え隊と地域の人が作業する様子(写真)

  • 参加者の声 長い農道の側溝を、少ない人数の地域住民で作業するのは大変だと感じました。これからもできる限り協力していきたいです。
  • 地元の声 高齢化が進み、町内会だけでの作業は大変です。お手伝いに来ていただき、大変助かりました。

あなたも参加しませんか?

参加方法 登録フォームまたは、メール・ファクシミリ・郵送にて登録用紙を地域政策課にお送りください。

詳しくは、ボランティア「中山間地域支え隊」を募集中(地域政策課)

市政トピックス

節水要請を解除(9月4日) 節水にご協力いただき、ありがとうございました

 正善寺ダムの貯水量が低下し、水不足のおそれが高まったことから、7月15日以降、節水へのご協力を市民ならびに事業所の皆様にお願いしてまいりました。皆様から真摯に節水に取り組んでいただいたおかげで、正善寺ダムの貯水量が一定程度維持できる見込みとなったことから、今後の断水は回避できるものと判断し、9月4日(木曜日)をもって節水要請を解除しました。

 長期間にわたりご不便とご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げるとともに、この間の皆様のご理解・ご協力に対し、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました

問い合わせ:ガス水道局 渇水対策本部(電話:025-522-5519)

「メイド・イン上越」特産品に新たに2商品を認証 (8月6日)

 「メイド・イン上越」は、新規性・オリジナル性、信頼性、市場性、地域性(上越らしさ)などの観点から厳しい審査を経て認証された、全国に誇る上越の優れた逸品です。令和7年度は、特産品2商品(2事業者)が認証されました。「メイド・イン上越認証品」を贈り物やご自宅用などに、ぜひご利用ください。

詳しくは、メイド・イン上越(外部リンク)<外部リンク>

上越ものづくり振興センター(電話:025-522-2666)

「あまざけ日和 晴れたらイイな!」

雪景色と商品の写真
有限会社町田醬油味噌醸造場(電話:025-523-4367)​

「上越ペンギン便り ちいさな手しごとクッキー」

かごに盛り付けられた5種類の商品(写真)
​一般社団法人土の香工房(電話:025-546-7127)

メイド・イン上越のお求めはこちらで

  • 各認証事業者の直営店舗
  • メイド・イン上越認証品常設販売コーナー
    • 山本味噌エルマール店
    • うみてらす名立「食彩鮮魚市場」
    • 上越あるるん村
  • 上越特産市場などの通販サイト など

(注)常設販売コーナーおよび上越特産市場では販売していない商品もあります。

SNSで最新情報を配信中

メイド・イン上越認証品の情報や販売会の実施、イベントへの出店情報など、最新情報を配信しています。

上越市総合防災訓練を開催(8月30日)

 柿崎区を会場に、震度6強の地震に伴う大津波警報や土砂災害の発生、柏崎刈羽原子力発電所の異常発生など、大規模な複合災害を想定し、沿岸部住民の避難訓練や原子力災害に対応した訓練のほか、関係機関と連携した情報収集訓練、中高層建物からの要救助者救出訓練などを実施しました。

 訓練終了式で市長は、「地元町内会、関係機関の連携がとれた良い訓練となった。このような訓練を今後も繰り返していきたい」と話しました。

避難訓練の様子(写真)

第100回 謙信公祭 8月23日(土曜日)・24日(日曜日)

 第100回の節目を記念し、国宝「太刀 無銘一文字(山鳥毛)」の特別展示(8月13日(水曜日)から24日(日曜日))や、俳優・松平健さんを謙信公役に迎えての「出陣行列」、「川中島合戦の再現」など、さまざまな行事が開催されました。100回を記念したイベントを含め、10万人を超える来場者が上杉謙信公や戦国の世に思いをはせていました。

展示された刀に見入る人々(写真)
「山鳥毛」特別展示(歴史博物館)

のろしが上がっている様子(写真)
のろし上げ(春日山城天守台跡)

林泉寺前の様子(写真)
出陣報告(林泉寺)

出陣行列で白馬に乗り手を振る謙信公役の松平健さん(写真)
出陣行列(山ろく線)

合戦の再現の様子(写真)
川中島合戦の再現(春日山城史跡広場)

4人1組で米俵を載せたみこしを持ち上げ、走る様子(写真)
献納米合戦(埋蔵文化財センターから春日山城跡)

令和6年度 決算報告

(注)令和6年度決算は、令和7年第4回(9月)上越市議会定例会での議決をもって認定されます。

問合せ:財政課(電話:025-520-5637)

令和6年度に実施した主な事業

「暮らしやすく、希望あふれるまち」の実現を目指し、5つのまちの基本目標の達成に向け、各種取り組みを推進

1 支え合い、生き生きと暮らせるまち
  • 透析医療や救急医療、小児・周産期医療などの中核を担う上越総合病院への支援を強化
  • 成年後見制度を必要とする人が適切に利用できる環境を整えるため、後見人の支援や関係機関のネットワークづくりなどを担う中核機関を設置
2 安心安全、快適で開かれたまち
  • 直江津地区で総合防災訓練を実施し、見直し後の津波避難計画に基づく住民避難の実効性を検証
  • 市民への迅速かつ確実な情報伝達手段を維持
  • 強化するため、令和8年度までの3か年計画による防災行政情報伝達システムの整備に着手
  • 特殊詐欺被害を防止するため、高齢者のみの世帯を対象に通話録音装置の無償貸与を実施
  • 北陸新幹線開業10周年記念イベントを開催
  • 浦川原区および大島区に予約型コミュニティバスを導入するとともに、板倉区での令和7年度からの実証運行に向けた準備を実施
  • 道路の安全性の向上に向け、舗装点検にAI技術を活用し、点検業務を効率化
  • 公共施設において、温室効果ガスの排出抑制に資するカーボン・オフセット都市ガスへ切り替えを実施
3 誰もが活躍できるまち
  • 地域外国人支援協力員を任用し、外国人が増加する頸城区の総合事務所や学校などにおいて、通訳支援や生活に必要な情報提供を実施
  • 若者の市内定住を促進するため、奨学金の返還に対する助成を開始
  • 地域協議会において、地域の多様な意見が議論に反映されるよう、若者や女性の関係団体などとの意見交換などを実施
4 魅力と活力があふれるまち
  • 企業の事業拡大や持続的な発展に資する立地ニーズに対応するため、大潟工業団地の整備を推進
  • 市内製造業のDXへの理解促進と導入に向けた機運醸成のため、DX導入を主導する人材を育成するワークショップを開催
  • 上越妙高駅周辺への企業進出の受け皿となるオフィスビルの整備を支援
  • 市内中小企業の人材確保と定着を図るため、学生をはじめとする求職者と企業とをマッチングする新たなポータルサイトを構築
  • 地域の歴史や文化を観光資源として磨き上げるため、春日山、直江津、高田の重点取組地域の個別計画策定の検討を推進
  • ふるさと納税の返礼品の充実とPRの強化に取り組むとともに、都内コワーキングスペースを活用した交流イベントを開催
  • 「棚田米販売促進戦略」を策定するとともに、認知度向上に向けたPR動画などを作成
  •  上越市産木材の地域内利用と情報発信を推進
5 次代を担うひとを育むまち
  • オーレンプラザこどもセンターに妊娠8か月時の相談支援窓口を開設
  • 出産や子育てに関する問い合わせに常時応答できるようAI搭載型チャットシステムを導入
  • 放課後児童クラブにおいて、保護者連絡用アプリを導入
  • 「学びの多様化学校」の令和8年4月の開校に向け、教育課程の作成などに着手
  • 諏訪・戸野目小学校、里公・上杉・美守小学校の統合に向けた学習環境の整備を推進

物価高騰への対応

  • 市民税非課税世帯などに給付金を支給するとともに、給食材料費の高騰分を市が負担
  • エネルギー価格の高騰を受ける介護保険施設や農林水産業者を支援するとともに、中小企業者などを対象に、事業活動における負担軽減と売上増加に向けた取り組みを推進

令和6年能登半島地震への対応

  • 被災した住宅の復旧に際し、市営住宅の提供や復旧経費の補助を実施
  • 地震を契機として、津波避難計画の見直しや、住宅の耐震化支援を拡充するとともに、なおえつ海水浴場に避難階段を設置するなど、災害に強いまちづくりを一層推進

一般会計

(注)表記単位未満を四捨五入しているため、総数と内訳が一致しない場合があります

歳入

歳入総額 1,140億684万円

歳入のグラフ

  • 自主財源

    • 市税 311.82億円
    • 繰越金 51.00億円
    • 諸収入 28.32億円
    • 使用料および手数料 16.16億円
    • 財産収入 3.69億円
    • 繰入金など 37.71億円
  • 依存財源

    • 地方交付税(注) 272.92億円
    • 国庫支出金 161.59億円
    • 市債 100.16億円
    • 県支出金 74.24億円
    • 地方消費税交付金など 82.46億円

(注)地方交付税は依存財源に分類されますが、使途の特定されない一般財源としての側面を持っています。

歳出

歳出総額 1,094億6,249万円

歳出のグラフ

  • 民生費 324.42億円
  • 総務費 165.26億円
  • 土木費 152.25億円
  • 公債費 139.85億円
  • 教育費 102.52億円
  • 衛生費 92.46億円
  • 商工費 37.10億円
  • 農林水産業費 37.00億円
  • 消防費 32.16億円
  • 労働費 2.72億円
  • 議会費など 8.89億円

歳入総額と歳出総額の差し引き45億4,436万円は、令和7年度に繰り越します。

特別会計

特別会計は、市が特定の事業を行う場合、その事業で得られる収入を財源として支出するため、一般会計とは別に経理を行う会計です。

特別会計
会計名 歳入総額 歳出総額
国民健康保険 164億7,197万円 162億5,578万円
診療所 3億4,328万円 3億4,328万円
介護保険 245億3,876万円 242億6,987万円
後期高齢者医療 28億2,483万円 28億1,226万円

企業会計

企業会計は、地方公営企業法の適用を受けて経営している会計です。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額は、内部留保資金などで補填(ほてん)しました。

企業会計
会計名 収益的収入 収益的支出 資本的収入 資本的支出
ガス事業 75億8,874万円 75億4,469万円 1億4,396万円 15億1,161万円
水道事業 65億1,975万円 52億7,058万円 5億2,828万円 64億1,800万円
病院事業 31億6,543万円 31億1,093万円 1億9,797万円 3億1,705万円
下水道事業 93億1,578万円 87億8,166万円 97億3,208万円 121億 426万円

基金残高・市債残高(一般会計)

  • 財政調整基金残高 53億8,051万円
  • その他の基金残高 87億9,450万円
  • 市債残高 1,018億6,459万円(うち実質負担額260億5,444万円)

健全化判断比率

「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく健全化判断比率は、警戒ラインとなる早期健全化基準を下回りました。

  • 実質公債費比率
    その年の収入(注)に占める借金返済の割合です。国が負担する額は除きます。
    (早期健全化基準:25.0% 財政再生基準:35.0%)
  • 将来負担比率
    その年の収入(注)に対する、将来負担しなければならない負債の割合です。
    国が負担する額や、保有する貯金分を除いた実質的な将来負担額で計算します。
    (早期健全化基準:350.0% 財政再生基準はなし)

(注)その年の収入は、実際の収入ではなく、国が定める一般財源を中心とした収入です。

実質公債費比率グラフ(画像)将来負担比率グラフ(画像)

実質公債費比率
年度 上越市 県内20市平均
令和2年度 11.3% 10.4%
令和3年度 10.6% 10.2%
令和4年度 11.2% 10.4%
令和5年度 10.9% 10.7%
令和6年度 10.5% 10.8%
将来負担比率
年度 上越市 県内20市平均
令和2年度 80.5% 93.1%
令和3年度 67.9% 77.8%
令和4年度 61.4% 69.6%
令和5年度 58.6% 69.4%
令和6年度 55.6% 67.5%

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