問合せ 地域クラブ活動推進室(電話:025-545-9267)
近年、少子化が急速に進み、学校単位での部活動の維持が困難になってきていることを受け、将来にわたって子どもたちが継続的にスポーツ・文化芸術活動に親しむ機会の確保と環境の充実を目的に、全国で「部活動の地域展開」の取り組みが進められています。
今号では、上越市での部活動の地域展開の現状や、実際に活動している団体の皆さんの声を紹介します。
当市が進めている「部活動の地域展開」では、教員の「働き方改革」という側面もありますが、これまで部活動で行われてこなかった種目・分野も含めて、子どもたちが「やってみたい」と思った活動に取り組むことができる環境の充実を目指しています。その推進に向けて市では、地域クラブ活動の整備方針やガイドラインを策定し、「上越市地域クラブ」として認定した団体の活動支援などを進めています。
当市でも、国の方針に基づき令和8年4月から中学校の「休日」の部活動は行わないこととしています。平日の部活動は当面続けながら、できる取り組みを検討していきます。
地域クラブ活動推進室
百目鬼(どうめき)副室長
| 学校部活動 | 地域クラブ活動 | |
|---|---|---|
| 実施主体 | 学校 | スポーツ少年団、文化芸術団体など |
| 活動内容 | 学校が選択したもの | 多様 |
| 活動場所 | 学校施設など | 学校施設、社会教育施設、民間施設など |
| 指導者 | 教員や部活動指導員 | 地域の指導者、保護者など(希望する教員も含む) |
| 参加者 | 中学校などの生徒 | さまざまな世代の人 |
A.会費、指導者謝金、保険料など受益者負担が原則です。
A.地域クラブ活動への参加は任意(自由)で、生徒本人や保護者、家庭の判断となります。
A.多種多様な地域クラブ活動の中から、自分がやりたい競技などに参加することができます。ただし、双方の活動が、生徒自身の負担にならないよう配慮する必要があります。
東頸中学校3年 竹内さん
小学6年生から大人までが一緒に活動しています。幅広い世代の人と交流できることや、部活動よりも大人数で迫力のある演奏ができることが楽しいです。また、上越には部活動でマーチングができるところはないので、部活動では経験できないことにもチャレンジできる環境がうれしいです。メンバーにとって、クラブは学校の部活動とはまた違った「居場所」にもなっており、「高校進学後も、このクラブで楽しく演奏を続けたい」というメンバーも多いです。
参加者の保護者 川田さん
中学2年生の娘が所属しています。7つの中学校の生徒が集まって活動しているので、学校外にも友達ができ、メンバーと交流する中で、娘のコミュニケーション能力も高まったと感じています。
部活動ではその競技を経験したことのない先生が顧問になることもありますが、地域クラブ活動では経験豊富な指導者から教えていただけるので、技術も向上しやすいと思います。
親にとっては送迎などの負担もありますが、子どものやりたいことを応援したいです。
指導者 和田さん
直江津中学校でサッカー部の顧問をしながら、地域クラブでも指導しています。部活動の活動日数が少なくなっていく中で、「もっとサッカーをしたい」と思っている子どもたちの活動の場を少しでもつくれたらと思い、指導を始めました。
子どもたちや保護者からは、「休日の活動機会が増えた」と喜んでもらっています。私にとっても、地域クラブ活動では、他の指導者が教えているところを見て学べるので、よい刺激をもらい、指導力の向上につながっています。
幼児から中学生までの子どもたちが「やってみたい」活動を自ら選択できるように、さまざまなスポーツ・文化芸術活動の楽しさや面白さを感じてもらう体験イベントを開催します。
問合せ 産業政策課(電話:025-520-5730)
働く人の働き方や価値観の多様化によって、「仕事」と、家事や趣味などの「仕事以外の生活」の調和を図る「ワーク・ライフ・バランス」がより重視されるようになっています。国や県では、こうした社会の実現による経済成長も期待できることから、ワーク・ライフ・バランスの推進に取り組む企業を認定する制度を設けており、市では、その認定取得を目指す企業を支援しています。今号では、各種認定制度の概要と、認定を取得した市内企業を紹介します。
ワーク・ライフ・バランスの推進によって、働く人にとっては多様な働き方が選択できることで生活の質の向上などにつながり、企業にとっては新たな人材の獲得や離職率の減少などにつながります。
市では、企業の皆さんから「人材確保のため、ワーク・ライフ・バランスを推進したいが何から取り組んだらよいかわからない」と相談いただいた際に、国や県が定める認定制度の取得をおすすめしています。認定取得を目指し、認定基準の達成に取り組むことで労働環境の改善が期待できます。さらに、行政からのさまざまな支援を受けることもできます。
産業政策課 内山主事
認定企業(ハローワーク・外部リンク)<外部リンク>
女性の活躍推進に関する取り組みが優良な企業を認定。市内認定企業=5社
若者の採用・育成に関する取り組みが優良な企業を認定。市内認定企業=5社
仕事と子育ての両立を積極的にサポートしている企業を認定。市内認定企業=5社
障害者の雇用促進に関する取り組みが優良な企業を認定。市内認定企業=2社

今年度、仕事と家庭・その他活動との両立や、女性活躍などに取り組む企業を認定する「多様で柔軟な働き方・女性活躍実践企業認定制度」(愛称:Ni-ful(ニーフル))を創設。10月から認定を開始。
市内認定企業=23社
詳しくは、新潟県多様で柔軟な働き方・女性活躍実践企業になりませんか(男女共同参画推進センター)
(注)各認定企業数=10月1日時点
2025年「えるぼし」認定
有限会社京美容室
代表取締役 関原さん
現在市内で美容室を3店舗経営。創業からの32年間で、従業員18人に31人の子どもが誕生。
今年度、県が創設したNi-ful(ニーフル)のゴールド認定も取得。
ハードな働き方の印象が強い美容業界の中で、女性が働き続けることができる環境を整えるため、認定取得前から独自の取り組みを進めていました。今回「えるぼし」を取得したことで、これまでの取り組みが認められ、とてもうれしいです。
私自身、仕事の都合で子育てに時間を割けなかった経験から、従業員には「家庭の時間」を大切にしてほしいと伝えており、各自の生活リズムに合った勤務時間や休暇を設定しているほか、仕事と運動会や文化祭などの行事が重なってしまう時期には、お店の営業日を減らしてでも、そちらを優先してもらっています。
私たちのような中小企業が、女性が働きやすい環境を整えていくことで、若者が地元に残り、将来的には人口減少に歯止めをかける一助になればと考えています。いろいろな業種で労働環境の整備を推進する動きが活発になっていけばいいですね。
家庭の時間が充実することで生き生き働けると語る従業員の水澤さん(写真右)
2023年「ユースエール」認定
シゲル工業株式会社
上越工場製造課 井部さん
高校卒業後に入社。勤続18年目。今年、第3子の誕生を期に育児休暇を取得し、10月から職場復帰。
休日は子どもと一緒に地域のイベントに出かけるなど家庭の時間を楽しんでいる。
会社が若者の採用強化を目的として「ユースエール」を取得する過程で「完全週休2日制」に移行するなど、働きやすさの向上を実感しています。私のように育休を取得する社員が増えているほか、中途採用で若い年代の仲間も増えており、とてもうれしいです。
会社では毎年、「SLU(シゲルレベルアップ運動)」という職場自主改善活動に取り組んでいます。目標を設定する際には私たち若手の意見もしっかり反映されるので、自らの手で働く環境をより良くできていると感じています。
どの業種も人手不足で「売り手市場」となっている今日、私たち中小企業の魅力はなかなか求職者に届きにくいですが、給与面だけでなく、休暇の取りやすさや残業の少なさなど、私が会社に対して感じている「働きやすさ」を多くの人に知ってほしいです。
作業工程について、上司や同僚と話し合う井部さん(写真左)
新たに認定制度の申請をする場合、社会保険労務士などに申請書類などの作成を委託する費用の一部を補助します。
補助額=対象経費の2分の1(上限10万円)
新たに認定制度の申請をする場合、対象期間に金融機関から借り入れた事業用資金の借入利子の一部を補助します。
補助額=借入利子の2分の1(上限10万円)
(注)補助対象となる認定制度=「えるぼし」「くるみん」「ユースエール」「もにす」 (2)はNi-ful(ニーフル)も対象になります
10月10日、令和7年度上越市表彰式を行い、各分野で功績のあった10団体と46人を表彰しました。
詳しくは、令和7年度上越市表彰式(秘書課)
問合せ 人事課(電話:025-520-5618)
市は、人事や給与などの公平性と透明性を高めるため、年1回、人事行政の運営状況をお知らせしています。
運営状況の詳細は、市ホームページ、人事課、各総合事務所、南・北出張所で公表しています。
詳しくは、上越市人事行政の運営等の状況(人事課)
| 部門・区分 | 職員数 令和6年度 |
職員数 令和7年度 |
増減 |
|---|---|---|---|
| 普通会計部 | 1,525人 | 1,537人 | 12人 |
| 公営企業等会計部 | 216人 | 203人 | -13人 |
| 合計 | 1,741人 | 1,740人 | -1人 |
(注)職員数は、一般職に属する職員数です(休職者、県などへの派遣職員などを含み、会計年度任用職員を除いています)。
(注)人件費には、特別職の給料のほか、議員や会計年度任用職員の報酬などを含みます。
| 区分 | 上越市 | 新潟県(参考) | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 平均年齢 | 平均給料月額 | 平均給与月額 | 平均年齢 | 平均給料月額 | |
| 一般行政職 | 43.8歳 | 333,333円 | 408,429円 | 44.2歳 | 338,401円 |
| 技能労務職 | 51.2歳 | 299,940円 | 321,321円 | 55.5歳 | 315,518円 |
(注)平均給与月額は、令和7年4月に支給された給料に各種手当(扶養手当、住居手当、管理職手当、時間外勤務手当など)を加えた額です。
役割に応じた加算措置…期末・勤勉手当の算定基礎となる給料月額に5%から20%を加算
| 区分 | 給料月額など | 期末手当 | |
|---|---|---|---|
| 給料 | 市長 | 823,820円 | 令和6年度支給割合 3.45月分 加算措置…期末手当の算定基礎となる給料または報酬の月額に20%を加算 |
| 副市長 | 658,260円 | ||
| 報酬 | 議長 | 531,000円 | |
| 副議長 | 469,800円 | ||
| 議員 | 442,100円 | ||
(注)現在就任している市長の在任期間中に限り、市長の給料月額は条例で規定する額(969,200円)の15%を減額し、副市長の給料月額は条例で規定する額(731,400円)の10%を減額しています。
| 区分 | 処分名 | 人数 |
|---|---|---|
| 分限処分 | 休職 | 45人 |
| 懲戒処分 | 該当なし |
津波から身を守るには「災害リスクを知る」「避難行動を学ぶ」「日ごろから備える」ことが大切です。
「津波ハザードマップ」で自宅や勤務先などの津波浸水想定を確認しましょう。
家庭や地域・職場で、津波避難時にとるべき行動を確認しましょう。
各自が3日間は自力で生活できるよう、非常持出品や備蓄品を用意しましょう。
9月15日(月曜日・祝日) 上越清里星のふるさと館(清里区青柳)
プラネタリウムで櫛池の隕石が落下した当日(1920年9月16日)の夜空を再現し、打ち上げ花火で、くしりんの105歳を祝いました。天の川やリングのある土星の姿も楽しみました。
9月27日(土曜日) 三和地区公民館(三和区井ノ口)
透明な厚手のビニールシートを彫刻刀で削り、ステンドグラスのような輝きを作り出す「シャインカービング」に挑戦しました。参加
者はコツをつかむと黙々と創作に熱中していました。
9月27日(土曜日) リージョンプラザ上越
記念式典のほか創作劇の上映や講演会が行われ、集まった全員で前島密の偉業をたたえました。
創作劇では3人の中学生を含む出演者が年代ごとに密を演じ、その熱演に大きな拍手が送られました。
10月5日(日曜日) 道の駅よしかわ杜氏の郷(吉川区杜氏の郷)
全国から集まった150種の銘酒を味わえる試飲コーナーのほか、ステージイベントや抽選会などを来場者が楽しみました。多彩な催しに約2,300人が訪れ、会場周辺は大いに賑わいました。
10月4日(土曜日)から13日(月曜日・祝日) 安塚区石橋および朴の木地内
「天空のお花畑」では、黄金色のじゅうたんが訪れた人を楽しませました。安塚小学校5、6年生ものぼり旗の組み立てや看板の設置作業、運営に参加しました。