ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 小林古径記念美術館 > 生誕100年富岡惣一郎展 白、追い求めて

生誕100年富岡惣一郎展 白、追い求めて

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年5月13日更新

富岡惣一郎展チラシ(画像)

「生誕100年富岡惣一郎展 白、追い求めて」チラシ [PDFファイル/3.28MB]

富岡惣一郎展 作品リスト [PDFファイル/122KB]

生誕100年 富岡惣一郎展 白、追い求めて

当市出身の洋画家、富岡惣一郎(1922年~1994年)の生誕100年を記念し、富岡芸術を回顧する展覧会を開催いたします。

富岡は、1922年(大正11年)に新潟県高田市南本町(現・上越市)で生まれました。新潟県立高田商工学校卒業後は、三菱化成工業に勤務の傍ら独学で絵を学びました。1963年(昭和38年)、第7回サンパウロ国際ビエンナーレ展に出品した「永遠の流れ」が近代美術館賞を受賞したことで国際的な注目を浴びると、1965年(昭和40年)には長年勤めていた会社を退職し、新天地・ニューヨークへ活動の舞台を移しました。

雪の美しさに惹かれ、「白」という色彩に魅せられた富岡は、白色絵具が持つ黄変・亀裂・剥落という欠点を克服した油絵具「トミオカ・ホワイト」を開発します。この絵具と、特注のパレットナイフを用いて独自の「白の世界」を築き上げた富岡の作品は、移住先のアメリカで「東洋の白」と絶賛され、高い評価を得ました。

1972年(昭和47年)の帰国の後は、北海道、東北、中部など、国内各地の雪景を取材した成果を 「雪国シリーズ」として発表しました。また、世界中の誰も描いていない「白の世界」を求めて、ヘリコプターやセスナ機による上空からの取材を行うなど、様々な方法を駆使して雪の「白」に迫りました。

本展覧会では、60点にのぼる当館所蔵の富岡作品のなかから、初期から晩年に至るまでの画業を辿るとともに、上越市役所をはじめとする公共施設のなかに息づく富岡芸術もあわせて紹介します。

展覧会関連イベント

会期

令和4年(2022年)3月26日(土曜日)~6月19日(日曜日) 

開館時間

午前9時~午後5時 

(注)観桜会期間(3月26日~4月10日)は、午後7時まで延長開館

休館日

月曜日

(注)観桜会期間は無休
(注)5月2日は開館

入館料

一般 510円/小学生・中学生、高校生 260円

(注)幼児及び上越市内の学校に通う小学生・中学生は無料

(注)5月18日(水曜日)は「国際博物館の日」を記念して入館無料

南魚沼市トミオカホワイト美術館との相互割引を実施します。

展示構成

第1章 「白の世界」へ

新潟県高田市南本町(現・上越市)で生まれた富岡惣一郎は、幼少期から絵を描くことに目覚め、高校時代は美術部に所属していました。就職後も制作を続け、1953年(昭和28年)、31歳の時に新制作協会展に初入選を果たします。

1958年(昭和33年)、画家仲間と出向いた志賀高原スキー場で久しぶりに見た雪景色に幼少期の思い出が蘇ります。この経験を機に雪の世界を描くようになった富岡は、苦心の末に「トミオカ・ホワイト」と呼ばれる黄変・ひび割れしない油絵具を完成させ、誰も到達していない、独自の「白の世界」を作り上げていきます。

本章では、新制作協会展へ出品を始めた頃から1971年(昭和46年)頃までの滞米時に制作した作品を中心に紹介します。

展示作品(一部)

富岡惣一郎「街」(画像) 富岡惣一郎「NYマンハッタン」(画像)
(左)「街」 (右)「NY マンハッタン」

第2章 内面世界へ

1971年(昭和46年)にアメリカから一時帰国した富岡は、親友の自死がもたらした心境の変化により、黄泉の国と繋がっているとも言われ、信仰の対象にもなっている和歌山県熊野の山を取材します。熊野で感じた神聖で厳かな雰囲気に影響を受け、富岡は自身の内面探究へと導かれていきます。

本章では、国内各地へ取材に赴き、日本の原風景と向き合い始めた帰国後の作品から、入院生活中に取り組んだ「濃(のう)の墨絵」シリーズを制作した1980年(昭和55年)頃までの作品を通して、苦境に立たされながらも自身が表現したいものは何なのかを真摯に見つめなおし、新たな画境を切り拓いた時期の作品を紹介します。

展示作品(一部)

 富岡惣一郎「熊野大杉谷」(画像) 富岡惣一郎《NY 早春 梢》(濃の墨絵)画像
(左)「熊野 大杉谷」  (右)「NY 早春 梢」 濃の墨絵

第3章 新たな画境へ

雪の「白の世界」を表現して高い名声を得た富岡は、さらに人々が見たことのない「白の世界」を表現しようと挑戦し続けます。セスナ機で上空からの雪景を取材し、独自の取材方法と優れたデザイン感覚によって、自分の理想とする雪の「白」を追い求めました。

本章では、北海道、東北、中部などの、日本各地の雪国の上空から取材を試みた1980年(昭和55年)頃から晩年までの作品を通して、富岡が終生追い求めた「白の世界」をふり返るとともに、1987年(昭和62年)の長岡と片貝の花火取材を機に展開した「色彩」のある作品など、新たな題材を求めて展開した晩年の画業を紹介します。

展示作品(一部)

富岡惣一郎《雪雲 八海山》画像 富岡惣一郎「雪雲 奥穂高」(画像)

(左)「雪雲 八海山」 (右)「雪雲 奥穂高」

別章 公共施設のなかに息づく富岡作品 (二ノ丸ホール)

富岡の画業を語る上で欠かせない仕事に空間デザインがあります。かつて三菱化成工業でアートディレクターの業務に携わっていたこともあり、画家であると同時に空間デザイナーとしての視点も持ち合わせた作家でした。1971年(昭和46年)に手掛けた新宿・京王プラザホテルのステンレスエッチング壁画「武蔵野雑木林」の制作をはじめ、自身の作品を室内空間に溶け込ませるための素材や方法を吟味し、洗練されたデザインの数々を残しています。

二ノ丸ホールでは、上越市役所木田庁舎の壁面や上越文化会館の緞帳など、市内の公共施設でみられる作品を中心に紹介し、公共施設に息づく富岡作品を紹介します。

関連イベント

展覧会に合わせ、さまざまなイベントを開催します。気軽にご参加ください。

(注)新型コロナ感染拡大防止のため、来館者名簿の記入、消毒、検温にご協力をお願いします。

(注)状況により、イベントの日程・内容の変更や、開催が中止になる場合があります。

申し込みが必要なイベント

学芸員とめぐる上越市役所富岡作品ツアー(受付終了)

学芸員が市役所内にある富岡作品の解説ツアーを行います。

日時:5月17日(火曜日)午後1時20分~午後2時30分

会場:上越市役所

定員:10名(事前申し込み・受付終了) 申込期間後、ご参加いただける方にのみハガキでお知らせいたします。

参加料:無料

申し込みが不要なイベント(美術館入館料が必要です)

ホワイト茶席(終了しました)

美術館ボランティアスタッフによる茶席を開催します。

日時:3月26日(土曜日)、3月27日(日曜日)、4月2日(土曜日)、4月3日(日曜日)
午前10時~午後4時

会場:小林古径邸本邸

対象:どなたでも

料金:700円(抹茶と和菓子のセット) 

古径邸・庭園ツアー(終了しました)

古径邸の様子(写真)

山つつじが咲く時期に合わせて、学芸員と一緒に古径邸庭園を散策するイベントです。国登録有形文化財である小林古径邸本邸の建築の見どころを学芸員が紹介します。

日時:5月4日(水曜日・祝日)午前10時~11時

会場:小林古径邸本邸・画室・庭園

対象:どなたでも

参加料:無料

学芸員によるギャラリートーク(全4回)

学芸員が作品の解説をします。

日時:4月24日5月15日、5月29日、6月5日(いずれも日曜日)
午後1時30分~2時30分

会場:展示室

対象:どなたでも

参加料:無料

飛雪忌

富岡惣一郎の命日を偲び、当日(5月31日)の入館者先着100名に当館オリジナル絵はがき富岡惣一郎「妙高山」をプレゼントします。

富岡惣一郎「妙高山」の絵はがき(画像) (左)配布予定の絵はがき「妙高山」

日時:5月31日(火曜日)

配布枚数:100枚(おひとり様1枚ずつ、なくなり次第終了)

(注)配布する富岡惣一郎「妙高山」の絵はがきは、1枚100円で頒布しています。

南魚沼市トミオカホワイト美術館との相互割引を実施します

展覧会開催を記念して、南魚沼市トミオカホワイト美術館との相互割引を実施いたします。

入館の際、受付に割引券を提出すると、入館料の割引を受けることができます。
ぜひ、入館料相互割引をご活用いただき、二館の展示をお楽しみ下さい。

割引券配布期間:令和4年3月26日(土曜日)~6月19日(日曜日)

割引券の有効期限について

  • 小林古径記念美術館で配布する割引券:7月19日(火曜日)まで有効
  • トミオカホワイト美術館で配布する割引券:6月19日(日曜日)まで有効
小林古径記念美術館・トミオカホワイト美術館の相互割引について
館名 小林古径記念美術館 南魚沼市トミオカホワイト美術館
展覧会 生誕100年 富岡惣一郎展 白、追い求めて 富岡惣一郎生誕100年「白の旅」
会期 令和4年3月26日(土曜日)~6月19日(日曜日) 令和4年3月19日(土曜日)~7月19日(火曜日)
休館日

月曜日
(3月26日~4月10日は無休)
5月2日(月曜日)は開館

水曜日
(5月4日は開館)
開館時間

午前9時~午後5時
(3月26日~4月10日は午後7時まで開館)

午前9時~午後5時 
3月は午前10時~午後5時
(最終入館は午後4時30分まで)
割引対象 トミオカホワイト美術館で配布する相互割引券をお持ちの方 小林古径記念美術館で配布する相互割引券をお持ちの方
料金

一般510円のところ、割引券提示で410円
小中高生260円のところ、割引券提示で210円

一般500円のところ、割引券提示で400円
小中高生250円のところ、割引券提示で200円

会場 小林古径記念美術館(上越市本城町7-1) 南魚沼市トミオカホワイト美術館(新潟県南魚沼市上薬師堂142)

(注)割引を受けたい人数分の割引券が必要です。
(注)ほかの割引と併用はできません。
(注)割引券は、館内で配布します。

南魚沼市トミオカホワイト美術館の詳細については、トミオカホワイト美術館のホームページ(外部リンク)をご覧ください。

トミオカホワイト美術館の位置情報(Googleマップ・外部リンク)