(2020年7月21日)
新型コロナウイルスの状況を踏まえ延期とした「第10回信越県境地域づくり交流会」は、プログラムを分割して開催することとしました。このうち、トークセッション「地域づくりとプラットフォーム」については、一部オンラインによる連続セミナーを事前に開催します。
以下は当初の開催予定です。
信越県境地域づくり交流会(愛称:はしっコア)は、地域づくりの学びと交流を深める会です。
「はしっこ」だけど、実は「まんなか(コア)」
長野県と新潟県の県境、「信越県境」をはさむ国内有数の豪雪地域は、中山間地域や地方都市ならではの共通課題を数多く抱えていますが、魅力的な地域資源や意欲的な地域づくりの取組みも数多く存在します。
そんな地域で開催する「地域づくり交流会」のキャッチフレーズは、「まなぶ、つながる、はじまる」。地域づくりに取り組む人々が集い、この地域の素晴らしさを再発見できたり、自らの活動のモチベーションが高まったり、あるいは情報交換や切磋琢磨できる友人関係や地域づくりの新たなパートナーが生まれたり、そんなきっかけになればと考え、2016年から開催してきました。
日々暮らす地域のお隣にあって、知っているようで意外と知らない地域。境を越えてみると、結構似ているなあ、頑張っている人がいるなと共感できたり、ちょっぴり違うことから学びを得られたり、様々な発見があるかもしれません。休日にふらっと遊びに行ける、会いたいときに会える、そんなほどよいサイズ感を、皆さんとともに実感できれば幸いです。
2019年度は9月に長野県山ノ内町で第8回を開催、11月に新潟県十日町市で第9回を開催しました。
第10回は、地域研究グループ「はしっコラボ」の研究発表会と「地域づくりとプラットフォーム」をテーマにしたシンポジウムを開催します。
皆さんのご参加をお待ち申し上げております。
第10回 交流会案内チラシ [PDFファイル/1.24MB]
2020年(令和2年)2月29日土曜日 午前10時~午後7時
高田公園オーレンプラザ(新潟県上越市)
この地域ならではの魅力の発掘や活用方法について考える地域研究グループ「はしっコラボ」により、これまでの研究活動や今後の研究企画について発表し、意見交換します。
昨年、日本イノベーター大賞を受賞された良品計画の金井会長から、同社のイノベーティブな企業経営の考え方についてお話しいただき、地域経営・地域づくりにおけるイノベーションについて考える機会とします。
組織や地域の課題が山積する現代社会では、人々が垣根を越えて出会い、未来志向の対話を育み、小さくとも新たな価値を生み出していく、このような働き方や暮らし方が注目されています。
このようなイノベーションを生み出すためには、どんな場(プラットフォーム)づくりが必要となるのでしょうか。近年増加するコワーキングスペース、フューチャーセンター、イノベーションセンター、リビングラボ、サードプレイスなどの様々な機能に注目し、他の地域での取組から学ぶ機会とします。
立食形式で交流を深めます。(参加費:2,000円)
1957年生まれ、長野県出身。西友ストアー長野(現合同会社西友)を経て1993年良品計画入社。生活雑貨部長として長い間、売上の柱となる生活雑貨を牽引し良品計画の成長を支える。その後、常務取締役営業本部長として良品計画の構造改革に取り組む。2008年2月 代表取締役社長、2015年5月 代表取締役会長に就任、現在に至る。
西友時代より「無印良品」に関わり、一貫して営業、商品分野を歩み、良品計画グループ全体の企業価値向上に取り組む。
1980年12月、株式会社西友のプライベートブランドとして40品目でデビューした「無印良品」は、「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」の3つの視点で実質本位のものづくりを続けています。現在では鉛筆から家まで約7,000品目の商品に広がっており、2019年11月までに世界31の国・地域で約960店舗を展開しています。
また、ものづくりにとどまらず、飲食事業「Café&Meal MUJI」「MUJI Diner」の運営や、空港・駅といった公共施設のデザイン、里山の保全活動や廃校の活用などにも取り組んでいます。
1972年生まれ、岐阜県出身。横浜国立大学工学部電子工学科卒業。2010年3月にワールドカフェによる対話会を開始。企業で働く人や学生、NPO、主婦などあらゆる属性の人たちを集め、毎月テーマを変えたイベントを主催。2011年12月、「企業間フューチャーセンター有限責任事業組合(LLP)」を設立。未来の社会について対話し、新たな価値創造に向けた活動を実施。2013年2月から現職。
丸の内をオープンイノベーションの街にすべく、3×3Lab Futureの運営業務を通じ、社会的ビジネス創出に向け活動中。
3×3 Lab Future(さんさんらぼ フューチャー)は、「大丸有サステイナブルビジョン」の実現に向け、より良いまちづくりや社会課題の解決を目指す「エコッツェリア協会」が運営しています。3×3 Lab Futureは、サステイナビリティの3要素「経済」「社会」「環境」がギアのごとく噛み合い、さらに自宅でも会社でもない第3の場所「サードプレイス」として業種業態の垣根を越えた交流・活動拠点として、次世代のサステイナブルな社会の実現に寄与する場所を意味しています。
日本を牽引するオフィス街である大丸有(大手町・丸の内・有楽町)地区には、多くの記憶や知識情報が集積し、日本の交通のハブとしてのインフラが存在します。これらの資源を活かしながら創造性の高いコミュニティを形成し、未来につなぐビジネスを創発していきます。
1989年生まれ、福岡県出身。名古屋で生まれ、三重、埼玉、神戸、町田を経て福岡へ。京都大学経済学部卒業後、AGC株式会社入社。自動車ガラスの営業としてダイハツ、マツダなどを担当。新規事業のマツダ案件においては営業所を新設し、単身で赴任。その後、2017年4月に塩尻市職員として転職、移住。市役所入庁後はMICHIKARA等の官民連携事業等に従事。「スナバ」には企画段階からの運営チームとして携わり、持続可能な経営モデルを構築中。趣味は登山と旅とネパール。現在興味のあることは狩猟。
スナバは、「全国の社会課題や地域課題を解決するような社会的効果と持続可能性が両立する事業が塩尻やスナバを通して生み出されていく」世界の実現を目指します。それらを実現するのは、決して特別なイノベーターではなく、課題に対して当事者意識を持ち自ら解決したいという「想いの火種を持った市民」。スナバにはそのような市民をメンバーに迎え入れ、必要なリソースや学びを提供し、事業が一歩でも前に進むように全力で伴走することをミッションとします。
具体的には、同じ想いを持ったメンバー同士が互いに切磋琢磨できる「コワーキング機能」、事業確立に必要な成長・変化を習得できる「アクセラレーター機能」、外部連携を通して地域内にはない資源に接続できる「リビングラボ機能」を提供し、ビジョンの実現を目指します。
1989年生まれ、北海道出身。大学卒業後、結婚に伴い愛知県豊橋市へ移住し、業務委託としてBtoB向け商材のBtoC向けオンラインショップ展開やSNSプロモーションを担当する。出産後は、個人でハンドメイド素材のオンラインショップを運営するかたわら、講師業や創業・新規事業支援、コワーキングスペース「トライアルビレッジ」ではイベント企画と広報を担当、「Startup Garage」ではコミュニティーマネージャーとして運営を統括している。好きなことは経営者の話を聞くこと、好きなものはカバ。
Startup Garage(スタートアップガレージ)は、株式会社サイエンス・クリエイトがローカルイノベーション創出を目指した豊橋イノベーションガーデン事業の一環で開設した無料のコワーキングスペースです。多様なメンターによる創業・新規事業の個別相談が受けられるのが特徴です。
Trial Village(トライアルビレッジ)は、2013年5月に個人オーナーが開設した東三河初のコワーキングスペースであり、豊橋駅から徒歩5分の立地、3DプリンタやVR機器があるのが特徴です。主にフリーランスやリモートワーカー、IT系の法人に利用されています。
準備が整い次第、受付を開始します。