長野県と新潟県の境界をはさむ国内有数の豪雪地帯は、中山間地域や地方都市ならではの共通課題を数多く抱えていますが、魅力的な地域資源や意欲的に地域づくりに取り組む人々も数多く存在します。この地域が将来にわたり豊かであり続けるためには、歴史的にもつながりの深かった近隣市町村の人々がお互いに関心を持ち、境界を越えて交流・連携することが大切と考えています。
そこで本年2月、信越県境に近い各地域において地域づくりを実践する方々を中心にお集まりいただき、学びと交流を深める会を新潟県上越市で開催しました。
おかげさまで多くの参加者からご好評いただいたことから、第2回を長野県飯山市で開催しました。テーマには、食文化や観光(インバウンド)を取り上げ、この地域の過去・現在・未来を考えました。
この会をきっかけとして、このエリア一帯に存在する地域資源や取組の素晴らしさを再発見できたり、今後の活動へのモチベーションにつながったり、あるいは情報交換や切磋琢磨できる関係が生まれ、未来の地域づくりのパートナーが生まれるきっかけになれば幸いです。
本交流会の趣旨説明を行いました。
この地域には多様な自然環境が育む雪国ならではの豊かな食文化とともに、地域で連携してそれらを掘り起し、地域づくりに活かす様々な取組があります。これらの魅力的な地域資源や取組について学び合うとともに、次世代につないでいくためのポイントや、この地域内での交流・連携の可能性などについて、皆さんと共に考えました。
(パネリスト)
(進行役)
食事を取りながら交流しました。
豪雪地帯ならではの魅力を有するこのエリアには、冬期間を中心に一部地域へ多くの外国人が来訪していますが、年間を通じたエリア全体としての誘客は発展途上の状況にあります。すでに行われているインバウンドの取組に学びあい、2020年までに訪日客数4000万人を目標とする国家的戦略も踏まえつつ、地域資源の磨き上げや発信方法、公共交通機関の活用方法、広域的な連携のあり方などについて、皆さんと共に考えました。
(パネリスト)
(進行役)
本交流会の総括を行いました。
地域食材を使ったオードブルを食べながら交流しました。
長野県と新潟県の境界を囲むエリアは、国内有数の豪雪地帯であり、中山間地域や地方都市ならではの共通課題を数多く抱えています。一方、魅力的な地域資源や地域づくりの実践者も数多く存在します。そこで、このエリアにおいて地域づくりに関心を寄せ、あるいは実践する方々からお集まりいただき、学び合いと交流を深める会を開催しました。
この会をきっかけとして、このエリア一帯に存在する地域資源や取組の素晴らしさを再発見したり、今後の活動への意欲向上につながったり、あるいは意外と知らなかった隣の地域の人たちと情報交換や切磋琢磨できる関係が生まれ、やがて地域づくりのパートナーへと発展していくことを願っています。
日時:平成28年2月16日(火曜日)午後1時30分~午後5時30分、17日(水曜日)午前9時~午前11時20分
案内チラシ [PDFファイル/3.35MB]
当日配布資料1 [PDFファイル/4.6MB]
当日配布資料2 [PDFファイル/355KB]
150人を超える参加申込をいただき、急遽会場を変更して行いました。上越市民のほか、新潟県内から約30人、長野県内からも30人近い参加者がありました。
2つの会場において、「地域資源の発掘と魅力発信」、「グリーンツーリズム」、「田舎ならではの魅力的なライフスタイル」、「観光分野における新たな組織経営」の4テーマを設定し、トークセッションを行いました。この地域で活躍されている登壇者からの活動紹介とディスカッションにより、多くの学習や交流の機会となり、今後の連携に向けたきっかけづくりの場ともなりました。また、トークセッション終了後に交流会を開催しました。
この地域には、この地ならではの豊かな自然環境や歴史・文化が存在します。これらの地域資源にフォーカスし、現代の暮らしと融合させ、その魅力を発信していく取組みから、地域づくりのポイントを学びました。
(スピーカー)
(モデレータ)
この地域では、グリーンツーリズム(農山村での体験型旅行)を都会の人々に提供する取組みが様々な方法で行われてきました。これらの実績から地域づくりのポイントを学ぶとともに、全国的にも取組みが進む中での将来像を考える機会としました。
(スピーカー)
(モデレータ)
この地域には、積極的に田舎暮らしを選択し、魅力的なライフスタイルを実践し、発信する人々が増えています。このような人々の思いや取組に学びつつ、この動きを持続可能な地域づくりにつなげていく方法を考える機会としました。
(スピーカー)
(モデレータ)
この地域では、観光振興や交流促進のために民間的要素と行政的要素を兼ね備えた組織づくりが行われてきました。民間と行政の特性を理解し、経営と地域づくりを両立させ、人材の確保や育成につなげていくためのポイントを学びました。
(スピーカー)
(モデレータ)
翌日も40人近い方々からご参加をいただき、グループに分かれ、和やかな雰囲気の中で熱い意見交換が行われました。アドバイザーとしてお越しいただいた愛知大学戸田先生をはじめ、参加者の方々から多くの前向きなコメントをいただきました。
(アドバイザー)
ニュースレターNo.34 活動報告 (概要のみ)
様々な地域づくりを進めようとするとき、市町村や県の境界を超えた連携によって新たな展開が生まれる可能性もあります。北陸新幹線の開業を間近に控えた今、新潟・長野県境地域における広域連携の取組から地域づくりのポイントを学ぶとともに、日常生活圏を越えた広域連携の意義や可能性について考えるシンポジウムを開催しました。
(講師)
(講師)
(講師)
(パネリスト)
戸田 敏行氏 (愛知大学三遠南信地域連携研究センター長・地域政策学部教授)
木村 宏 氏 (一般社団法人信州いいやま観光局事務局次長・飯山駅観光交流センター所長)
井口 智裕 氏(一般社団法人雪国観光圏代表理事、株式会社いせん代表取締役)
(コーディネーター)
内海 巌(上越市創造行政研究所主任研究員)