人口減少が進行する日本国内においては、企業の海外進出や外国人労働者の確保、インバウンド(訪日旅行)など経済的な側面から海外に寄せられる期待は大きいものがあります。在住外国人の人口も増加傾向にあり、多文化共生に関する議論や対応が活発化しています。当市においても外国人人口がここ数年で増加傾向にあり、企業活動の担い手として期待する声がある一方、地域としての受入態勢や今後の方向性などについては模索段階といえます。
一方、各地方自治体による国際交流や国際協力については、姉妹・友好都市を始めとする多種多様な取組が行われていますが、財政難が続く中、活動のあり方や内容についてはこれまで以上に創意工夫が求められています。当市においても、改めてその意義や方針等について再考する時期にあると考えられます。
このことから、当市におけるこれまでの国際的活動の経過を振り返り、国際化の持つ多様な意義を改めて整理するとともに、当市の持続可能な発展に役立てる今後の国際化のあり方や推進方策について検討を行いました。
構成
概要
第1章 はじめに
第2章 国際化に関する国内の動向
2-1 海外との往来の動向
2-2 国内在住外国人の動向
第3章 国際化に関する上越市内の動向
3-1 海外との国際交流の動向
3-2 国際的な経済活動の動向
3-3 市内在住外国人の動向
3-4 市の組織体制の変遷
3-5 国際化の推進に向けた課題
第4章 上越市における国際化の基本的考え方
4-1 国際化の意義・目的
4-2 国際化に向けた基本姿勢
第5章 上越市における国際化の推進方策(案)
5-1 戦略的な活動展開の追求
5-2 各分野における施策の推進
5-3 推進体制の構築
参考文献
参考資料 上越市の国際的活動に関する経過(年表)
ニュースレター「創造行政」に、コラム「上越市の国際化を考える」を掲載しています。