直江津船方節を披露する波路会
「直江津船方節」の元唄は、島根県の海岸部一帯と瀬戸内海の島々に今も唄われている「さんこ節」から派生した「出雲節」や「安来節」と言われています。「出雲節」や「安来節」は、北前船などの船乗りたちによって酒の席での「騒ぎ唄」として、形を変えながら日本海沿岸の港に伝えられました。
北前船の寄港地であった上越市にも、現在の直江津が越後今町と呼ばれた1600年代に同系の唄が伝わりました。同系の唄として、「能代船方節」「酒田船方節」「秋田船方節」などがあります。
直江津舟方節はもともと「直江津船音頭」と呼ばれていましたが、昭和の初めに、現在の名称に改められました。
直江津舟方節の囃子言葉には以下のとおりの意味があり、酒の席や祝いの席でも唄われました。
直江津民謡保存波路会
直江津の民謡の保存、継承するための活動を行っています。
出雲の「安来節」が北前船により、直江津に伝わったのが1600年頃と言われています。越後の文化・風土に溶け込んで現在の曲調になりました。
波路会も設立100年になります。先人より「浜っ子の芸能」を伝える為に、昭和49年第1回「直江津民踊流し」、平成2年より全国大会出場、そして平成11年に25年間望んでいた「舟方節」が直江津の町内会、財政界の方々の後押しにより、ようやく「民踊流しに参入」出来ました。
これからも「地域の宝」として直江津の皆さまと共に伝えて参りますので、御後援お願い申し上げます。
「上越市「地域の宝」を認定しました。」をご覧ください。