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企画展「夏の雪」

印刷用ページを表示する 掲載日:2026年6月10日更新

夏の雪展チラシ(画像)

「企画展「夏の雪」チラシ [PDFファイル/1.1MB]

上越地方に暮らす人々は、古くから雪と向き合いながら生きてきました。当館が建つ高田地区は、江戸時代、「この下に高田あり」と記した高札が立てられたほどの豪雪地帯です。深い雪は、ときに災害となり、人々の生活に大きな苦難をもたらしてきました。しかしその一方で、家の前に庇を張り出した「雁木(がんぎ)」や、食料を保存するための「雪室(ゆきむろ)」など、雪と共に生きるための知恵や工夫が育まれ、今もこの地に大切に受け継がれています。

上越ゆかりの芸術家たちの中には、厳しい雪国での暮らしをありのままに表現した者もいれば、雪に覆われた世界の美しさや雄大さに心を寄せ、それを芸術表現へと昇華させた者もいます。本展では、絵画作品のみならず、写真や彫刻、工芸など多彩な表現を通して、雪国ならではの風景とそこに生きる人々のまなざしを紹介します。真夏のひととき、作品を通して「雪国の美」を感じていただければ幸いです。

 イベントの情報はこちらをご覧ください。

会期

2026年(令和8年)7月4日(土曜日)から9月27日(日曜日)まで

休館日

月曜日(ただし7月20日、8月10日、9月21日は開館)、7月21日(火曜日)、9月24日(木曜日)

開館時間

午前9時から午後5時まで

入館料

入館料

区分 個人 団体 障がい者手帳をお持ちの方 年間入館券 5館共通入館券
一般 510円 410円 260円 1,500円 1,000円
高校生 260円 210円 130円 700円 500円
小学生・中学生 (市外) 260円 210円 130円 700円 450円
  1. 団体料金は20名以上の場合、1名についての料金です。
  2. 幼児及び上越市内の学校に通う小学生・中学生は無料です。
  3. 入館料の減免につきましては、下記をご覧ください。

入館料の減免

20パーセント減免対象者

  • 「上越勤労者福祉サービスセンター」会員とその家族(会員証を提示ください)。
  • 「八十二文化財団会員証」提示者および「八十二文化財団割引優待券」をお持ちの方。

(注)5館共通券など、ほかの割引との併用はできません。

50パーセント減免対象者

以下のいずれかに該当する方の入館料が半額となります。

  • 「身体障害者手帳」、「療育手帳」、「精神障害者保健福祉手帳」をお持ちの方。
  • 身体障害者手帳(1級から3級)・療育手帳(A)をお持ちの方はその介助者1名についても同様の減免が適用されます。
  • 「Jネット会員証」提示者。
  • スマートフォンで使える障害者手帳アプリ「ミライロID」(MIRAIRO ID)(福祉課)もご利用いただけます。

(注)5館共通券など、ほかの割引との併用はできません。

全額減免対象者

以下のいずれかに該当する方の入館料が無料となります。

  • 身体障害者福祉法に基づく身体障害者更生施設、その他の福祉法に基づく福祉施設及びこれらに類する施設の入・通所者が責任者に引率されて入館する場合の引率者・付き添い・介助職員等。
  • 介護保険制度の要支援認定者・要介護認定者が、介護業務を目的とする法人事業者に引率されて入館する場合の引率者・付き添い・介助職員等。

無料入館デー

  • 7月25日(土曜日)は美術館ファミリー・デーとして、上越市在住の18歳以下の方および一緒に入館する家族2人まで無料で入館することができます。作品を見ながら家族でお話ししませんか。

展示構成と展示作品(一部)

第1章 芸術家たちが見た雪景色

見慣れた風景も、雪が降ると、まるで別の世界へと姿が変わります。果てしなく広がる白銀の景色、その静けさと美しさに心惹かれ、芸術家たちは雪景色を作品として表してきました。しかし一方で、雪国に生きる人々にとって、雪はこれから始まる長く厳しい季節を予感させる存在でもあり、不安や畏れの思いを伴うものでもあります。

柴田長俊《翼雲》は、五月の頸城平野から眺めた、雪解け間近の妙高山を描いた作品です。山肌に現れた雪形「はね馬」を見つけたときの、作家の胸が高鳴るような喜びが伝わってきます。一方、濱谷浩《雪雲襲来》では、海を越えて迫り来る大きな雪雲が捉えられ、これから訪れる豪雪を予感させます。そこには、自然が秘める厳しさや恐ろしさが強く表されています。本章では、芸術家たちがそれぞれのまなざしで捉えた、多彩な雪景色をご紹介します。

 柴田長俊 翼雲(画像)
​柴田長俊「翼雲」2001年、小林古径記念美術館蔵

第2章 雪のなかの暮らし

雪とともに生きることは、ただ美しい雪景色を楽しむこととは、まったく異なる次元の営みです。雪はときに暮らしを脅かし、命さえも奪いかねない厳しさを併せ持っています。一方で、人々は冬を生き抜くための知恵と工夫を積み重ね、雪と向き合う日々を送ってきました。

倉石隆《粉雪が舞う》は、吹雪の中を歩く人物を描いた作品で、身を切るような冷気や風の勢いが、見る者にじかに迫ってきます。また、岩野勇三《待合室》では、角巻(かくまき)を身にまとった二人の女性が身を寄せ合い、世間話を交わすひとときが捉えられ、雪国の日常にあるぬくもりが感じられます。

上越ゆかりの芸術家たちは、雪との暮らしの中で育まれた記憶や感情を、創作のモティーフとしてきました。雪国に生きるとは、いかなる経験なのでしょうか。本章では、雪とともに生きる人々の姿を捉えた作品をご紹介します。

岩野勇三 待合室(画像)
岩野勇三「待合室」1968年、小林古径記念美術館蔵

第3章 雪の色ハイフン、負符号

「雪」と聞いて、多くの人がまず思い浮かべるのは「白」という色でしょう。しかし、白は決して一つの色ではありません。月の光を宿したような青みを帯びた月白色(げっぱくしょく)、鶏卵の殻を思わせるやわらかな黄みを含んだ鳥の子色など、日本の伝統色には実に十数種類もの「白」が存在します。雪国の芸術家たちは、雪をどのような色として捉えてきたのでしょうか。彼らは雪を一様な白として描くのではなく、それぞれの感覚や経験を通して捉え直し、多彩な表情として作品に昇華してきました。なかには、「雪は白いもの」という固定観念を揺さぶる試みを行った芸術家もいます。

本章では、「雪の色」をテーマに、雪から着想を得て制作された作品や、色彩や質感を通して雪の気配を感じさせる作品をご紹介します。

グループGUN 雪のイメージを変えるイベント(画像)
グループGUN「雪のイメージを変えるイベント」1970年、小林古径記念美術館蔵

展覧会関連イベント

展覧会に合わせ、さまざまなイベントを開催します。お気軽にご参加ください。

(注)状況により、イベントの日程・内容の変更や、開催が中止になる場合があります。

申し込みが不要なイベント

美術館ファミリー・デー

  • 日時:7月25日(土曜日)
  • 内容:上越市在住の18歳以下の方および一緒に入館する家族2人まで無料で入館することができます。
    学芸員が、午前10時と午後2時から子ども向け作品鑑賞会を行います。

作品鑑賞会

  • 日時:9月19日(土曜日)午後2時から
  • 料金:無料(要入館料)

申し込みが必要なイベント(7月7日午前9時より受付開始)

イベントの申込開始日時より、メールにて先着順で受け付けます。

メールアドレス:kokei-koza@city.joetsu.lg.jp(迷惑メール防止のため@を全角にしています。メール送信時は@を半角にしてください)

申込開始日時:令和8年7月7日(火曜日)午前9時から

申し込み方法:下記事項をメールでお送りください。メールが使用できない方は電話でお申し込みください。電話番号:025-523-8680

  1. イベント名
  2. 氏名
  3. 電話番号
  4. 高校生以下は学年を明記してください。

ワークショップ「スノードームをつくろう!」

  • 日時:8月1日(土曜日)午前10時から正午まで
  • 対象:中学生までの子ども15人
  • 料金:500円
  • 講師:当館学芸員
  • 内容:作品鑑賞のあと、瓶の中に雪が舞う、世界にひとつだけのマイスノードームをつくります。

ワークショップ「塗って削って雪の風景を描こう」

  • 日時:8月23日(日曜日)まる1​小学生:午前10時から正午まで/まる2​一般(中学生以上):午後2時から4時まで
  • 対象:まる1​小学生15人/まる2​一般(中学生以上)15人
  • 料金:まる1​500円/まる21,000円
  • 講師:宮崎俊英さん(前小林古径記念美術館館長)
  • 内容:富岡惣一郎の技法に倣い、小さいキャンバスに絵の具や紙粘土を使って雪の風景を描きます。