
小杉放菴(1881~1964)は、栃木県の日光に生まれ、五百城文哉や小山正太郎に学び、文部省美術展覧会(文展)で三年連続受賞を果たすなど、近代洋画壇にその名を刻みました。フランス留学の後には、日本美術院洋画部や春陽会の設立を経て、やがて日本画へと制作の中心を移します。花鳥画や古典を題材とした作品を中心に独自の境地を築く一方、短歌や書にも優れた才能を発揮し、「新文人画」とも称される豊かな芸術世界を展開しました。
戦後は新潟県の赤倉(現在の妙高市大字田切の新赤倉温泉区)の山居「安明荘」に暮らし、妙高の自然を愛しながら創作を続け、高田(現在の上越市高田地区)をたびたび訪れて写真家・濱谷浩や陶芸家・齋藤三郎などの上越地域ゆかりの文化人とも交流を深めました。
本展では、初期の洋画から晩年の日本画までの代表作をはじめ、短歌や関連資料もあわせて展示します。赤倉での暮らしや高田での交流を示す資料を通して、放菴の多彩な魅力とその「こころ」を紹介します。
イベントの情報はこちらをご覧ください。
2026年(令和8年)10月10日(土曜日)から12月6日(日曜日)まで
月曜日及び祝日の翌日(ただし、月曜日が祝日の場合はその翌日)
午前9時から午後5時まで
| 区分 | 個人 | 団体 | 障がい者手帳をお持ちの方 | 年間入館券 | 5館共通入館券 |
|---|---|---|---|---|---|
| 一般 | 700円 | 560円 | 350円 | 1,500円 | 1,000円 |
| 高校生 | 350円 | 280円 | 180円 | 700円 | 500円 |
| 小学生・中学生 (市外) | 350円 | 280円 | 180円 | 700円 | 450円 |
(注)5館共通券など、ほかの割引との併用はできません。
以下のいずれかに該当する方の入館料が半額となります。
(注)5館共通券など、ほかの割引との併用はできません。
以下のいずれかに該当する方の入館料が無料となります。
小杉放菴(1881–1964)は日光に生まれ、幼くして油彩画を学び、上京後は不同舎で研鑽を積みました。文部省美術展覧会での受賞や海外留学などを通じて洋画家として確かな地位を築きますが、やがて日本画へと関心を深めていきます。春陽会での自由な表現追求を経て、水墨画や文人画、花鳥画へと展開し、気品と精神性に満ちた独自の境地を確立しました。本章では、洋画から日本画へと広がるその創作の歩みと、多面的な表現の魅力を紹介します。

放菴は画家であると同時に優れた歌人でもあり、短歌と絵画を融合させた豊かな表現世界を築きました。三十一音の短歌に込められた自然や人生へのまなざしは、絵画とは異なるかたちでその内面を映し出します。さらに、言葉と書、絵が一体となる「詩書画三絶」の理念に基づいた作品には、文人画の精神が息づいています。本章では、作品や資料を通して、詩と絵が響き合う放菴独自の詩情豊かな世界をひもときます。
戦後、小杉放菴は妙高・赤倉(現在の妙高市大字田切の新赤倉温泉区)に移り住み、「安明荘」で自然と向き合う静かな暮らしを送りました。雪深い山里の四季や日々の営みを題材に、スケッチや短歌、絵画として数多くの作品を残します。童話的な主題や身近な自然への眼差しには、戦後を生きる中で見出した穏やかな心境が表れています。また、高田(現在の上越市高田地区)の文化人たちとの交流は、地域に根ざした文化的広がりをもたらしました。本章では、晩年の創作と人々とのつながりを通して、放菴の人間像とその芸術の深まりを紹介します。

展覧会に合わせ、さまざまなイベントを開催します。お気軽にご参加ください。
(注)状況により、イベントの日程・内容の変更や、開催が中止になる場合があります。
イベントの申込開始日時より、メールまたは電話にて先着順で受け付けます。
メールアドレス:kokei-koza@city.joetsu.lg.jp(迷惑メール防止のため@を全角にしています。メール送信時は@を半角にしてください)
申込開始日時:令和8年9月15日(火曜日)午前9時から
申し込み方法:下記事項をメールでお送りください。メールが使用できない方は電話でお申し込みください。電話番号:025-523-8680
小杉放菴のご令孫で油彩画家としても活躍されている小杉小二郎氏から、祖父・放菴のことなどをインタビュー形式でお話を伺います。
小杉放菴が麻を用いた和紙「放菴紙」を好んで使用したことにちなみ、和紙に親しむワークショップを行います。
今回は楮を使用した紙漉き体験を行います。
小学生:午前10時から11時30分まで/
一般(中学生以上):午後1時30分から3時まで
小学生20人/
一般(中学生以上)20人