古代「燃える水」として朝廷に献上された越後の石油(草生水・くそうず)は、江戸時代の終わりから明治時代にかけて地域の産業の柱へと成長を遂げていきます。江戸時代の終わりには、深さ200メートルに達する井戸を手掘りする技術が上越市の板倉区と清里区にまたがる玄藤寺油田で生まれていました。
この玄藤寺油田は、明治時代に石油ランプが全国的に普及すると、日本を代表する油田の一つとして大きな注目を集め、明治11年(1878年)の明治天皇北陸巡幸をきっかけに政府の援助が約束され、日本で初めてとなる送油鉄管(パイプライン)が敷設されました。
本展では、玄藤寺油田をはじめ、牧油田、名立飛山油田、郷津油田など、頸城一円へと広がった「頸城油田」について、上越市内に残る文書資料と民俗資料から紹介します。
企画展「頸城油田の盛衰 日本一の手掘り技術」チラシ [PDFファイル/2.08MB]
令和5年7月15日(土曜日)~10月29日(日曜日)
午前9時から午後5時(入館券の販売は午後4時30分まで)
月曜日(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日
(注)8月12日(土曜日)、8月14日(月曜日)、9月24日(日曜日)は開館します
区分 | 個人 | 団体 |
---|---|---|
一般 | 510円 | 410円 |
小学生・中学生・高校生 | 260円 | 210円 |
担当学芸員による展示解説会を行います。事前申し込みは不要です。
令和5年7月29日(土曜日)、8月6日(日曜日)、8月26日(土曜日)
時間はいずれも午前10時30分から午前11時30分まで
企画展示室内
無料(ただし、入館料が必要です)
通信販売も受け付けております。詳しくは、図録ほか販売ページをご覧ください。