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日本スキー発祥記念館 施設概要

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年8月19日更新

日本スキー発祥記念館について

 明治44年(1911年)1月12日、当時のオーストリア・ハンガリー帝国の軍人テオドール・エドラー・フォン・レルヒ少佐が、ここ上越市において日本で初めてスキーの指導を行いました。これが日本のスキーの始まりです。
 レルヒ少佐はわが国の軍事視察を目的として来日し、1年余りを高田で過ごしました。この間、陸軍第13師団の長岡外史師団長ら良き理解者に恵まれ、スキーの指導にも熱心に力を注ぎました。
 今日のスポーツ・レジャーとしてのスキーの隆盛を見るとき、レルヒ少佐を始め当時情熱的にスキーの普及に努めた人々の先見性は、大いに称えられるべきでしょう。


 この記念館はスキー発祥80周年を記念して建設され、平成4年(1992年)4月にオープンしました。さらに、長野オリンピック冬季競技大会の開催に向け、日本のスキー発祥の地「上越市」を全国にアピールするため、増築工事を行い、併せて展示内容の充実を図り、平成9年(1997年)2月に新装オープンしました。


 当記念館は、スキーが伝わった当時の貴重な資料やレルヒ少佐の遺品などを展示し、上越はもとより、県外からも多くの皆さんが訪れています。また、全国からスキー用具や関係資料を寄贈いただき、レルヒ愛用の品もご遺族のご厚意により多数寄贈いただくなど、収蔵品の充実も図られました。

スキー記念館(外観写真) 日本スキー発祥記念館外観

展示概要

ウェルカムゾーン

 一本杖をもった等身大のレルヒ少佐が迎えてくれる。墺国式(オーストリア式)スキー術を写真パネルで解説しているほか、スクリーンで日本スキー発祥の歴史や発展などを紹介。

一本杖を持ったレルヒ像(写真)

 歴史ゾーン(2階)

 日本スキーの歴史年表とともに、発祥当時の貴重な文献やスキー用具と技術の変遷について紹介。

歴史ゾーン(資料写真)

 歴史ゾーン(3階)

上越のスキー産業に関する資料や金谷山のスキーの歴史を紹介。冬季オリンピックコーナーでは、1998年の長野オリンピック等で活躍した荻原健司氏や里谷多英氏ゆかりのスキー板を展示。

冬季オリンピックコーナーの展示(写真)

記念ゾーン

 レルヒ少佐の遺品類を展示し、晩年過ごした部屋も再現してある。姉妹都市であるリリエンフェルト市からの贈り物も併せて紹介。

記念ゾーン(資料写真)