被覆肥料とは、肥料成分の溶出量を調節することができるよう、表面をプラスチック等で被覆した肥料のことで、施肥作業の省力化や施肥量の低減につながることから、水稲栽培を中心に広く使用されています。
一方、水稲栽培で使用され、肥料成分が溶出した後のプラスチック殻が、ほ場から排水路を通じて河川や海へ流出し、生態系を含めた海洋環境の悪化等を引き起こすと懸念されています。
肥料のプラスチック殻は、代かき時に水面へ浮遊しやすくなるため、次の流出防止のポイントを守り、ほ場からプラスチック殻を流出させないように取り組みましょう。